去勢手術をしていない♂犬が高齢になると、肛門の周りに腫瘍ができることがあります。
写真は肛門の上下に大きな腫瘍ができて出血がとまらなくなったため、手術をした翌日の写真(15才ヨーキー)です。
レーザーメスの切開、止血により、ほとんど出血もなく翌日に退院しました。
同時に去勢手術をすることにより、前立腺肥大や、会陰ヘルニアの予防にもなります。
ネコの乳腺腫瘍はほぼすべて悪性です。
犬では半分は良性、半分は悪性のため経過観察するケースもありますが、ネコで様子をみていると、リンパ・肺へ転移してしまいます。
3cmをこすまでのできるだけ小さい時から片側の乳腺を写真(15才の♀ネコ)のように全部切除します。そけいや腋窩のリンパに転移していたら、抜糸の頃から抗ガン剤を週3回のませます。分子標的薬のため今まで副作用がでたことは1例しかありません。
もし副作用がでたら内服を中止したらすぐに回復しますので、転移症例には積極的に使用しています。
コロナが一時のように騒がれなくなったため、連休のペットホテルはコロナ前に戻りました。満室になるまでに、早めの予約をお願いいたします。