彦根の某ペットショップで購入された仔犬が、パルボに感染していました。嘔吐がとまらず、トマトジュースのようなパルボ臭の血下痢便がとまりません。
32年前はパルボ・ジステンパーは非常に多く、1頭発症するとすぐに近隣の犬が2~5頭位同じ病気で来院します。そのため2頭目からは、抗原抗体検査をしなくても、症状と白血球数を調べるだけで、すぐに治療(インターフェロン・留置自動点滴・抗生剤等)をはじめられました。
20年位前からでしょうか、ペットショップ・ブリーダーの意識改革、ワクチンの普及により、伝染病(犬パルボ・ジステンパー、猫パルボ)はまれにしかみなくなりました。
写真の入院中のワンちゃんは嘔吐がとまったので、昨日退院しました。95%以上は、4~5日以内に死ぬか、急に元気になるかのどちらかです。
ワクチンで防げる病気は予防しましょう。