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自然復帰不能の保護鳥('24.10.5)

 写真は2013年6月に保護したハシブトガラスのエドワードです。
4年3ヶ月当院で保護後、ようやく里親が決まり、写真集・本・CDまで出版してもらって、本当に運のいいカラスです。
 ハシボソガラスのカア子も同じく元気です。嘴が細くて頭の形と鳴き声が違うので、ハシブトガラスと区別できます。
 先日8月28日に保護して、9月6日に里親が決まったウミネコの幼鳥ウミちゃんも、写真のように元気に水浴びをしています。
 翼をなくした鳥は、自然界では死を待つのみです。自然に従うなら、保護せずにそのままにしておく方法もあります。しかし、それでは老人ホーム・介護施設は不要、ということになります。行政のしている野生鳥獣保護事業で、業績をあげている所は極めて少なく、ほとんどは殺処分です。
北陸地方の保護して下さった方には頭が下がる思いです。どうもありがとうございました。
写真は保護して下さった方が出版した本からのものです。

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