滋賀県長浜市でペットの病気や怪我のことなら別所動物病院

ツバメの里親募集（'23.8.16)

　今年春に孵化したツバメの幼鳥を８月３日に保護しました。ガラスにぶつかることによる頭部打撲は保護される原因の主たるものです。保護時は意識なく横臥していました。次の日には死亡していると思っていましたが、まだ生きていました。頭部打撲で助かる場合は１～２日以内に回復するケースがほとんどです。駄目だと思いつつ、７分のすり餌・卵黄・ブドウ糖を１日５回位強制給餌、時々冷凍コオロギも与えると、４日目より止り木に止まる時も出てきました。
　野生動物で生き残るものは、自分の敵か味方かを瞬時に判断します。こちらが味方と判断してくれて、ヒナの真似をしてヒナと同じ食べ方をする時もありました。４日目に楽市で購入したコオロギを与えると自分から食べてくれました。
コオロギも生き残ろうとしていましたので、野菜・キャットフード（ドライ）・卵黄などたっぷり食べさせて、運のいい１匹は病院前の虫の鳴いているエノキの大木のある草地に放しました。
　８月１６日、すり餌だけを自分でよく食べて、元気に羽ばたいていますが、野生では無理の様です。
里親を募集します。